NGN(次世代ネットワーク)とは

総務省は、2010年を目標にu-Japan構想で提唱されたユビキタス社会の実現を推進しています。NGNをユビキタス社会におけるインフラとして位置づけ、多様なサービス、アプリケーションが社会を大きく変える可能性を持つと考えています。内外の多くの通信事業者が既存の電話網をIPネットワークに移行させる構想を発表しています。世界に先駆けてNGNを実現することで日本の情報通信産業の競争力強化が図れるとみています。
NGNは、従来のベストエフォート型のIPネットワークとは異なり、サービス品質(QoS: Quality of Service)制御により、伝送帯域や遅延といった、通信サービスの品質を保証するギャランティ型のIPネットワークです。
P2P(Peer to Peer) サービスや動画配信、インターネットTVの登場により、中継サービスを提供するIPブロードバンド事業者間で料金を精算する仕組みが必要になりました。そこで、IP技術を利用してQoSを制御し、セキュリティや認証機能を持つ次世代ネットワークの検討が始まりました。
欧州電気通信標準化機構(ETSI)の下に設置されたTISPAN (ティーアイスパン)が中心となって、NGNの標準化を進めいます。NGNでは、リソースの確保とIPトラフィック制御を行ないQoSを保証する機能と、さまざまなサービスの提供及び外部のサードパーティ・アプリケーションと連携するサービス制御を行なう機能を分離しました。

スポンサード リンク

スポンサード リンク

NGNの機能アーキテクチャ

NGNの主な特徴は、サービスストラタムとトランスポートストラタムの間の分離です。トランスポートストラタムは、パケットおよび光学的テクノロジーに基づきます。また、サービスストラタムは、様々なマルチメディア・サービスを提供します。NGNの機能的なアーキテクチャーは、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)のコアを含むサービスストラタム、およびインターネット・プロトコル(IP)ベースのトランスポートストラタムを含みます。NGNのサービスストラタムは、様々なIP応用システムサーバーおよびサービス制御サブシステムを含みます。ネットワーク接続サブシステム(NASS)およびリソース受付制御サブシステム(RACS)の管理の下で、サービスストラタムとトランスポートストラタムの間の分離および対話により、NGNのトランスポートストラタムは、NGNターミナル間のIPを接続させます。
トランスポートストラタムのボーダー・ゲートウェイ機能(BGF)、メディア・ゲートウエイ機能(MGF)およびシグナリング・ゲートウエイ機能(SGF)などの様々なゲートウエイ機能エンティティは、サービスストラタムと対話する。BGFは、2つのIP移送領域間のインターフェースを提供して、ユーザ、アクセス・ネットワークあるいはコアネットワークのホームネットワークの境界に位置します。

NTTが構想するNGNのサービス

PSTN(Public Switch Telephone Network)/ISDN(Integrated Service Digital Network) (ISDN)エミュレーションによって、既存の電話サービスを継続提供するために、既存の電話ネットワークをNGNに切替えることができます。PSTN/ISDNシミュレーションで、新たなIPインタフェースを持つ端末に対して、既存の電話サービス及びIPベースの新たなサービスを提供します。 マルチメディアサービスとして、マルチメディア通信、IP-TV、マルチメディアメッセージングなどの新たなIPベースのサービスが検討されています。また、NGNとホームゲートウェイにより家庭内ネットワークと接続して、情報家電と連携したマルチメディアサービスを提供します。
その他に、NGN上で提供されるサービスには、ANI(Application Network Interface)インタフェースを利用して外部のサードバーティにより提供されるさまざまなサービスが考えられます。
NGNのサービス制御の中心は、CSCF(Call Session Control Function)と呼ばれるサーバで、端末の認証や登録、端末間のセッションの確立を行ないます。端末の認証情報やユーザが契約したサービスの情報は、HSS(Home Subscriber Server)に格納され、CSCFが読出しサービス制御に利用します。

スポンサード リンク

Copyright © 2008 NTTも参画するNGN